研究スタイル
私たちは研究スタイルとして重要視していることがあります。一般性を追求することは常に「なぜ」そのような現象が起きるか、「なぜ」そのような結果になるかを考え続けることです。サイエンスにおける新しい概念は一行の言葉で書けるはずです。そのような新しい概念を含む研究がしたい。そのためには有機化合物の構造の特性や特徴を引き起こす原理・原則を考察する必要があると考えています。一緒に研究を行う者は皆、共同研究者になりますが、共同研究者として、なぜそのような研究を行うか、あるいはどうしてその研究を行っているのか、研究の当初の思いつきのレベルから説明できるようになる必要があります。さらに、私たちの研究スタイルとして重要視している点は、研究をともに行う人の個性が研究(論文)の中に反映されることです。大学院生はもとより学部の学生でも、共に考える姿勢を重要視しています。当然、研究を行っている人の個性(意見や考え方、こだわり)が見えてきます。私たちは個性を秘めた若い人材と一緒に研究することを強く希望しています。